<<この記事は2016/05/29に投稿した記事となります>>

外部の人が受けるキャラクターの第一印象は公式の展開によって変わってしまうことがありますが、 千早について多くの人が最初に感じるであろう「歌に全てを捧げるストイックな少女」というイメージもいずれ変わっていくのかなーと最近感じています。

2ndVisionになってから千早は歌一本ではなく、家族についての話もこれまで以上にするようになったり、 ムビマスやミリオンでは仲間と活動することの喜びを知ったり、時には皆を引っ張っていくリーダーを務めたり、 周りを見る心の余裕が出来てからは自分が掲げる「なりたい私」が変化しているように見えます。

それを顕著に感じたのはPSL編クレシェンドブルーとエターナルハーモニーのストーリーを読んだ時でした。 クレシェンドブルーでは真面目に練習をしない(ように映った)メンバーに痺れを切らし出て行った志保と、 触れられたくない話題に対して気を使った静香のすれ違いによってユニットが分裂しかかりました。

1st時代の千早は自分の居場所が歌しか無いことで歌に強い執着をしており、 低ランク時にはPと意見が合わず衝突した際に無理やりスタジオから引っ張り出すコミュがあります。 この歌に対する千早の姿勢と、クレシェンドブルーでPSLに向けた志保の姿勢が重なったんですね。 そしてその志保に対して、同じくPSLを成功させたいという目標を持って志保に語りかけた静香はPと重なりました。 というのも、この静香と志保のやり取りを読んだとき「昔のPと千早みたいなことやってるなぁ」とある意味懐かしい気持ちになったのです。全体曲のShooting Starsもarcadia路線でしたし。 クレシェンドブルーのストーリーを読んだ後エターナルハーモニーのストーリーを読んだのですが、 ちょうど直前にクレブルのストーリーを読んだ直後だったというのもあって「千早は随分成長したなー」と感じました。

この二つのユニットの対比は、これまでASオンリー作品しか触ってこなかった私の中でシアターとASの線が繋がったものでした。 個人的には静香は千早よりもPに寄っているのかなーと感じているのですが、そう思うようになったのもこの時からです。 自分が置かれた状況からくる焦燥感とそれによる強迫観念は千早と静香に共通するかと思いますが、 静香は千早と違って「歌のみ」の状況ではないので、アイドル活動に関する事柄については割と冷静に見ることができるのかなーと。 一方志保ですが、志保が初期の千早に寄っているかと言われるとそうでもないのかなと感じています。 もちろんクレブル内の志保の役割的にはそう見えてしまいますが、志保も周りを気遣うことができるし頭が堅い子ではありません。むしろ最近の、よく笑うようになった千早に寄っているのかなと感じます。 家族が一人欠けているという共通点、志保が父親のことをどう考えているのかはわかりませんが、 少なくともそれ起因で自分の居場所が云々という話は聞かないので、その部分のみを掘り下げて邪推することはないのかなと。

千早の話に戻ります。上記のことがあってミリオンでの千早の状況を色々観察していたのですが、 最近のイベントの新カードの千早がみな良い笑顔をしているのですね。 ほんっとに良い笑顔。OFAソロシナリオとPSL編を踏まえて繪を見るだけでしみじみしていました。 そして最近、Just be myself!!の歌詞を読み返しました。 すると、 「かみしめた昨日~同じ夢はいらない」は過去を振り切ろうとする意志、 「無限ループの毎日」は過去に縛られて生き続けた初期の千早の日常を表し、 サビの「全力で未完成な明日へ」はOFAのソロシナリオで千早が口にした「未来はわからなくて良い」という言葉と同じ意味なのでは?と思い始めました。 2番では「ぶつかりあった日」「言葉に隠された意味」のフレーズがありますが、 これは千早がPと衝突したときのことを回想し、「ここまで来た今」は2ndVisionで千早が過去を振り切り、 アイドルとしても成功を収めた状態、そして「とびきり進化系の夢」というのがこれからの千早、つまり サビの最後の「なりたい私」を表しているのではないか等、色々な意味が見えてきました。 彼女がリーダーを務めたエターナルハーモニー全体曲のEternal Hermonyが「なりたい私」を体現する第一歩となっている。とまで考えるようになりました。

そしてLTD03、静香と千早のユニット曲「アライブファクター」が収録されているCDですが、 これのドラマパートで千早は春香によってユニットを引っ張る力を自覚したことを話しています。 新たな自分を自覚した千早と、春香、P、静香を始めとした周りの仲間の関係をこれからも注目してみようと思います。